設立の目的・活動
設立の目的
公益社団法人日本演奏連盟は、クラシック音楽の演奏家及び演奏業務に携わる人相互の連絡提携の場となり、技能、教養を伸ばし、音楽芸術の昂揚と文化の発展に寄与するとともに、演奏家及び演奏業務に携わる人の利益擁護と福祉厚生を図ることを目的に設立されました。
活動
演奏家の育成事業(育成)
新進演奏家育成プロジェクト
文化庁 <次代の文化を創造する新進芸術家育成事業>
[リサイタル・シリーズ](旧・演連コンサート)
リサイタル開催を希望する新進演奏家をそれぞれの地域で公募の上、オーディションにより出演者を選抜し、リサイタル形式による演奏の場を全国6か所で提供しています。
- 年間20公演/
- 札幌 2公演(札幌コンサートホールKitara小ホール)
東京 10公演(東京文化会館小ホール)
名古屋 2公演(電気文化会館ザ・コンサートホール)
京都 1公演(京都コンサートホールアンサンブルホールムラタ)
大阪 4公演(住友生命いずみホール)
大分 1公演(iichiko総合文化センター音の泉ホール)
[オーケストラ・シリーズ](旧・日演連推薦/新人演奏会)
各地域の音楽大学、音楽団体、教育者等の推薦を受けた新進演奏家をオーディションにより選抜し、地域のプロ・オーケストラと協演する機会を全国6か所で提供しています。
- 年間6公演/
- 札幌(札幌交響楽団)
仙台(仙台フィルハーモニー管弦楽団)
名古屋(名古屋フィルハーモニー交響楽団)
大阪(日本センチュリー交響楽団)
広島(広島交響楽団)
福岡(九州交響楽団)
[公開マスタークラス]
国内外のトップクラスの演奏家を講師に招き、新進演奏家に指導・助言を与えてもらう公開マスタークラスを開催しています。
文化庁新進芸術家海外研修制度の協力
文化庁新進芸術家海外研修制度の音楽分野の応募受付に協力しています。
音楽普及活動(自主公演)
都民芸術フェスティバル クラシック音楽部門
東京都・公益財団法人東京都歴史文化財団助成事業
毎年1月~3月に行われる都民芸術フェスティバルの中で、オーケストラ8公演、室内楽3公演、オペラ公演3演目を開催しています。
演奏家と邦人作曲家シリーズ
日本演奏連盟会員のための日本人作曲家作品による演奏会を開催しています。
日本演奏連盟クラシックフェスティバル(休止)
日本演奏連盟会員を中心に、多くの演奏家が一堂に会するフェスティバルを年1回開催してきました。
調査研究及び権利擁護活動(調査、資料収集)
「演奏年鑑」の発行
文化庁<次代の文化を創造する新進芸術家育成事業>
クラシック音楽関係事項を主とした年鑑を刊行(全国のホールで開催された演奏会の記録、公演統計表、音楽関係団体等名簿、音楽家人名録等各種音楽関係事項を収載)。
機関紙「えんれん」の発行と情報誌「ぶらあぼ」の配布
日本演奏連盟の活動状況と内外の音楽界情報の周知を目的として発行しています。
著作隣接権の権利擁護のための活動
公益社団法人日本芸能実演家団体協議会・実演家著作隣接権センター(CPRA)と 一般社団法人映像コンテンツ権利処理機構(aRma)が徴収し、一般社団法人演奏家権利処理合同機構MPNを通じて行われる著作隣接権諸権利の報酬分配について協力及び情報提供を行い、権利者の擁護に努めています。
また、MPNに設置されたクラシック委員会の中心となって、クラシック部門の報酬分配のためのデータ収集、調査、確認、照会等を行っています。
他の芸術文化団体との連携協力
芸術家会議、東京都芸術文化団体協議会(都芸協)、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)等の一員として、国及び地方自治体に対して文化予算の拡充、文化環境の整備充実を働きかけています。
- 日本演奏連盟が加盟している関連団体
- 芸術家会議(42団体が加盟)
東京都芸術文化団体協議会(8団体が加盟)
公益社団法人日本芸能実演家団体協議会(70団体が加盟)
一般社団法人演奏家権利処理合同機構MPN(6団体が加盟)
国際音楽コンクールの要項収集と情報提供
助成・奨学活動(応募型)
増山美知子奨励ニューアーティストシリーズ
若手演奏家の本格的自主的公演に対して助成しています。
宗次エンジェル基金/公益社団法人日本演奏連盟新進演奏家国内奨学金制度(給付型)
プロのクラシック音楽の演奏家を志す若手演奏家に対し、国内の教育機関の学業費用または研修費用等を支援する奨学金制度(返済不要の給付型)を実施しています。
啓蒙・啓発活動
日本演奏連盟の後援名義使用許認可事業
日本演奏連盟会員が行うリサイタルや室内楽等、また外部団体の催事に対して日本演奏連盟の後援名義の使用を常任理事会で審査の上承認しています。
コンサート・アシスト事業
若手演奏家の自主リサイタル開催などを事務的にサポートする事業を行っています。
震災・災害等復興支援のための演奏会協力
日本赤十字社等が行う震災・災害等の支援のために、芸術鑑賞会、演奏会の開催に協力しています。
体験活動等事業
体験活動プロジェクト
東京都教育委員会からの要請により、芸術・文化に対する理解を深める体験活動として、子供達にクラシック音楽の体験プログラムを提案・実施しています。
会員のための相互扶助等事業
山田康子奨励・助成コンサート
日本演奏連盟会員が主催する演奏会に対して助成しています。(年間6公演)
宗次エンジェル基金/日本演奏連盟正会員のための公演活動支援事業
コロナ禍において活動の再開を目指して国内で企画・出演する創造的かつ意欲的な日本演奏連盟正会員の自主公演に対し、経済的な支援を行っています。
日本演奏連盟会員名簿の発行
会員の福祉厚生
- 各種保険の取次業務
- 芸能に従事する人の東京芸能人国民健康保険東京海上日動火災保険株式会社団体保険
税務相談確定申告の時期(2月下旬から3月上旬)に顧問税理士による確定申告無料相談会を実施しています。
演奏及び演奏業務に携わる行為等により法律問題に直面した場合、顧問弁護士による法律相談を仲介しています。